TinyRPG縦断レビュー『アルクスC-2』後編
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それでは、前回からだいぶ間をあけてしまいましたが、Tiny RPG縦断レビュー その 1 の『アルクスC-2』後編をお送りいたします.
- タイトル
- タイニーRPG アルクスC-2
- 作者
- 滝本飛沫
- 発表
- マイコンベーシックマガジン 1987年 5月号
ゲーム画面の紹介
『アルクスC-2』はフィールド探索型の移動システムを採用しています.10x10マスのフィールドを探索しつつプレイヤーキャラを育てます.
p H q : 0 0
スタート地点のお城.5 で中に入ると経験値によってはレベルアップ(HPが上昇)します.
DEG
Y
_
Y
:
2
1
フィールドの多くは鬱蒼と続く森林です.2, 4, 6 8 キーで移動します.
Y Ω Y 1 0 2 4 ←
敵に遭遇しました。1 で攻撃、3 で退却です.
敵は抵抗軍の他にこの地方に生息するモンスターも出現するようです.残念ながら敵キャラクターの名前はマイコンベーシックマガジンでは明かされていません.
q M p : 5 5
フィールドの中間地点にあるお城.5 で中に入ると現在の経験値を確認できます.また経験値によって攻撃力が上昇します.
Y ° Y W o n 6 ←
HP は戦闘の終了後に上限まで回復します.
序盤の展開は、HP と攻撃力をあげる二つの城砦の行き来が主となります.テンキーでの移動や HP の自動回復のおかげでテンポよく進行します.
ゲームの位置付け
『アルクスC-2』はタイニー RPG のさきがけとなった作品でありながら、後の作品にも継承されるゲームシステムの完成度を達成した佳作です.
また作品の解説文中では(おそらくは)初めてPB版論理和・論理積について言及されます.その後の1ステップに命を削る、PB-100 プログラミング技術成長期の萌芽といえる、技術的なターニングポイントも見て取れます.
次回のタイニー RPG 縦断レビューはアルクス C-2 の続編、三角迷路です.お楽しみに!
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ちなみにこのページのイメージですが、PB Display Image Maker のテスト稼動がいよいよはじまりました.近日中に皆様に触っていただけるかたちでの公開をいたします!
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