100均の水彩パレット(& 絵具ホルダー)の切り出し
メインパーツとなる100均の水彩パレットの切り出しは、アクリルカッターであっという間でした。無理な力を掛けてパレットを割らないように注意します。
切り出すサイズをイメージするにはリサイクルショップで50円で買ったパスケースが重宝しました。
パレットも絵具ホルダーも暑さが 6mm あり、これをヒノキの角材と同じ 5mm の高さにする必要がありました。まず、金やすりで 1mm 程の溝を入れていき、ニッパーで余分な高さを落としていきました。このときに使用するニッパーは画像3枚目の黄色いもののような形状のものを使います。
パレットを木枠で覆う
続いて切り出したパレットを檜の木枠に埋め込みます。
木枠のサイズで切り抜いた厚紙を用意してこれをガイドにします。
檜の角材を切り出して 3mm x 5mm を長辺に、5mm x 5mm を短辺に使用します。角材の接点は凹凸を作って組み合わせました。精度が出せず大きな隙間が出来ましたが、パテで埋めるため気にせず進めます。
ガイドの厚紙に入れた状態で、木枠・パレットの隙間にパテを押し込んでいきます。上に重しを載せて硬化を待ちます。
硬化後にガイドから木枠を取り出して、さらに隙間をパテで埋めていきます。
パレットの形を整えるためにこちらの側にもパテを盛ります。
パレットの形を整え塗装する
はみだしたパテをカッターややすりで削って形を整えます。
続いて木枠にはニスを、パレットには白いアクリルスプレーを塗ります。この際にマスキングのため、セロテープなどを使用します。
100均のニスは硬化後もべたつきがあります。全体に透明アクリルスプレーを塗ってべたつきを抑えます。しかし効果の程は微妙でした…
パテ→やすりがけ→塗装の工程は、慣れていないためか何度か繰り返しました。
最後に600~2000番のやすりや研磨剤を使って全体を磨きました。
革の切り出し
続いて革鞄から部材を切り出します。
この革には強度を出すための裏張りがされていましたが、革を濡らすと簡単に剥がれました。
革を濡らした状態で適当な重しでプレスして平らにします。革のたわみを減らして正確に切り出せるようになります。
革のカットにはクラフト用のカッターで十分でした。切断前に刃を新しいものにして慎重に進めます。
また、水に濡れた状態と乾燥した状態では、僅かにたわみが出て長さが変化します。濡れた状態で革をカットしたため僅かに部品と寸法の合わない事態となりました。といっても 10cm の革で 0.5mm 以下の差です。木枠を少しやすりで削って寸法をあわせました。
接着
木枠の位置には補強のため 0.3mm のアルミ板を貼り付けました。ホックを通す穴も開けます。
革に裏側に補強と装飾のための布を貼り付けます。作業はいち面づつ行います。背になる面は開きが悪くなるため接着しないほうが良かったかもしれません。
続いて布とパレットを接着します。はみ出た布を切って、飾りホックのオスをつけます。
絵筆をホールドするための部品を縫い付けて完成です!
最後に
できれば、みなさんの夏休みが終わる前に記事を公開したかったのですが…
それではまた次のコンテンツで!