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PB-100の宇宙の中の人
PBロッキーの日記

パスケースサイズの超小型水彩パレットの制作・紹介編

パスケースサイズの水彩画材ケースを制作しました

いつもお世話になっております、僕です。

この2週間に渡って取り組んでいた水彩画材ケースが、この朝ようやく完成しました。

4年前からシステム手帳を使い始めたりと文具に関心を持ち始め、今年に入ってからはバッグに放り込んで常に携帯できる水彩画材入れが欲しいと思っていました。

いよいよ辛抱たまらなくなって、エイヤっと材料を買い始めたのは7月27日から。これから3回に分けて、その制作の様子をご紹介していきます。

ちなみに同じものを2つ制作していてひとつは今朝、知人にプレゼントしました。

スペック

  1. パスケースサイズ、厚さは1cmと少し
  2. 絵具ホルダー5色分、パレット大、パレット小
  3. 11cm 以下に切り詰めた筆と鉛筆を各一本づつ収納
  4. 手に馴染む、革製カバーと木製のパレット枠

パスケースサイズにこだわって他は割り切りました。

その上で不便さを超えて携行する愉悦を味わえるように、木材と革を使用しています。そういえばおさがりで貰った父の水彩画材セットは木製のケースでした。

筆は木製のものをカットしてケースに収納します。描く際には鉛筆キャップを反対にはめて延長します。

絵具ホルダーはたったの5色で、例えば赤青黄の3原色の他にはわずかに2色しか色を携行することができません。

緑や茶色といった基本的な色もその場で色を混ぜ合わせて作る必要があります。

仕方がないので、たった5色の絵具ホルダーにどんな色を詰めるか?工夫する楽しみがある、と考えることにします。

水彩パレット自作の世界

さて、水彩絵具はなんといっても廉価。

その上、固まった状態で携行でき、水で溶かして簡単に再利用できる、優れた性質を持っています。

そんな水彩を愛し画材ケースを自作している方たちのレポートがインターネットでいくつも紹介されています。

今回の制作に取り組むにあたって、それらを眺めては構想を練っていました。最後にそのうちからいくつかをご紹介します。

いざ、めくるめく水彩パレット自作の世界へ!

※ 画像は、三鷹の森ジブリ美術館で販売している宮崎駿監督セレクトの絵の具セットについてくるパンフレット。アクリル絵の具など特性の優れた画材は他にもあるが、水彩絵具の扱いやすさは突出している。その辺りが監督の押している最大の理由なのだろう、などと思いつつ…

シガレットケースサイズの極小水彩キット

試作品で本採用にはならなかったそうですが思い切りの良さが参考になりました。 完成品を紹介するこちらの記事では、100均のマスカラを使った折りたたみ式の筆を紹介しています。

まんもストーク 「只管打走」> 超小型水彩セット開発トリビア

極薄の水彩パレット & 絵具ホルダー

板状につくり付けられた水彩パレットと絵具ホルダー。ページではこの他にもフロッピーディスクケースを使ったものなど自作の水彩画材携行具を紹介している。

自転車野郎のスケッチは楽し > 自作携帯絵の具

システム手帳用の水彩パレット & 絵具ホルダー

バイブルサイズのシステム手帳にバインドできるパレットと絵具ホルダーです。既製品のシステム手帳をケースにできるため、お気に入りのケースとの組み合わせで様々なバリエーションが楽しめます。

りのんのページ > 現在使っている道具

買出編に続く…

このように様々なスタイルの携行具が制作される背景には、水彩画材の扱いやすさが大きいと思います。

この夏休み、みなさんもオリジナルの画材ケースに取り組まれてはいかがでしょう?自作の道具を使えばお絵かきの楽しみは倍層です!

さて、完成後に知りましたが携帯性を重視した製品もいくつか出ているみたいです。

このなかで、ターレンスプチカラー12色の商品ページには、次のようなコメントが寄せられていました。

特にこのような趣味のアイテムはそれを持ったときの満足感を満たせなければ、意味がない。薄っぺらいプラの仕切り、全てが安ぽいアイテムの寄せ集め。

¥1,640 という廉価で供給されてい点は素晴らしいです。しかし趣味性の高いものだけに、所有したり携行する愉悦の高い高級志向の製品が望まれているのでしょう。

買出編に続きます。