pbListImageMaker をPB-100の宇宙で使い始めました
Web における PB-100 用リストの流通が、まったく新しい次元に突入したことがよくご理解いただけたことと思います.
PB-100の宇宙では、このような技術の開発によって PB-100 文化とそのソフトウェア資産を後世に伝える活動を続けていきます!!
ちょっとした懸案
さて、もう大分前にコードは動いていたのですが、公開が今日まで延びたのは、一点問題に遭遇していたからになります. それは、浮動小数点の E や E- をどう扱うか?という点です.
pbListImageMaker は、ページ中の指示された要素のテキストを解析して画像に置換していく、という挙動です.そのため E や E- に相当する適当な文字記号を決めておく必要があります.
文字記号は結果的に画像に置き換えられるので、他のキャラクタと被らなければとりあえず問題はありません. なので一旦は E や E- に見える文字・記号を探してきて当てる方針で考えました.(実装も楽です)
しかしあくまでも、E や E- はアルファベットの E です.そこに異なった文字を当ててしまっては、中国語・日本語・朝鮮語の漢字をごちゃ混ぜにした Unicode の愚を冒すことになります.
そこで、E 及び E- は下付き文字を表す <sub>
タグで囲んで指定することとしました.
<sub>E</sub> <sub>E-</sub>
これにより、js が走らないブラウザや 音声読み上げブラウザ、検索エンジンに対しても正しく情報を伝えることができるようになりました.
しかし、その副作用としてコードを記入する場合によく使われている <pre>
タグを使うことができなくなります.
整形済みテキストを表す <pre>
は <sub>
のようなテキストの表示をいじるタグを包むことはできないのです.
<pre>
が使えないために、コードの改行時には <br>
を記入する必要がでてしまいました.
E や E- を使わないコードの場合、<pre> を使うことはできますが、この点はよろしくないですね…
ちょっとしたものでもツールのリリースって大変なものですね(><
そんなこんなでまずは手元で使ってみて正式公開に向けて取り組んでまいります.ではでは.